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支援級の先生と二学期の進め方を話し合う

二年生の始業式の日の午後、

支援級の先生から

二学期の進め方について話をしましょうと言って頂き、

時間を作って面談をしてもらいました。

 

先生には事前に、「二学期のめあて」として

娘の話を聞きながらこんなことをやってみるつもりだと

連絡をしてありました。

 

 

○毎日学校に行く

○遅刻をしないようにする

○一人で支援級にいられるようにする

・1時間目のはじまり8時50分に ママと離れる

○交流学級に行けるようにする

×お友だちと遊ぶ

○お友だちとしゃべれるようにする

・支援級のお友達(◎:Rくん、Mちゃん、Sちゃん / ○:Yくん)

○先生としゃべれるようにする

・先生とふたりだったらしゃべれるようにする

・先生と音読をする

○運動会

・参加したい、練習に参加する。一組の体育に行く時に

支援担当の先生か加配の先生についてきてもらいたい。

○本を50冊読む

○給食

・先生とつくえをくっつけてたべる。

・ママがいなくてもたべれるようになる(すぐじゃない)

・なるべくのこさない

・先生ときゅうしょくしつにかたづけに行く。

 

 

参考までに、小学校1年生の3月の時点では

学校には行きたがらない、

週に何日も休む、

車で登下校、

学校に行っても1時間程度で帰る

給食は先生に食べさせてもらわないと自分では食べられない

(家では自分で箸を使って食べている)

図書室に行っても、どの本を選んだらいいかわからないから行かない、

交流学級には一切行かないという感じでした。

 

私が娘に対する対応を変えてからの

4月から7月で、いろいろ出来るようになり

大きく変化したんです。

 

この件について、どう対応を変えたかは

後々ブログに書くとして

二学期の進め方について、先生から提案がいくつか出ました。

 

考えてくれた目標を、一気に進めるのは大変だから

出来そうなことからやってみようか。

 

そして、先生は、

①学校に来る

②喋る

③給食

娘と私の決めた目標をこの3つに分類して

それらを更に、3つに分けて紙に書いて並べました。

 

①の学校に来る、については

・毎日学校に来る

・自分で決めた時間までに学校に来る

・お母さんと離れる

 

②の喋るについては

・先生と話す

・先生と音読する

・友達と話す

 

③の給食については

・先生と食器を片付ける

・先生と机をくっつけて食べる

・お母さんと離れて一人で食べる

 

こんな感じです。

 

先生はその3枚の紙を並べて、

「どれからだったら出来そうかな?」と聞きました。

 

これは、子供との交渉術の王道で

あらかじめ選択肢は用意されているわけですが

その中から子供自身がやりたいことを選択することで

自分が決めたことのように感じさせて

やる気を出させる方法です。

 

もっとも、この場合には、

うちの娘が先に原案を出しているわけですが

取り組む順序を決めてくれるのは

やり方として上手だなと思いました。

 

娘は、順番として

・毎日学校に来る

・先生と話す

・先生と給食の食器を片付けに行く

 

この3つを1番に決めました。

 

先生がこれを表にまとめてくださり、

これらが出来た日にはシールを一つずつ貼り

シールのポイントが5つ集まったら

2番目の目標に進むことにしました。

 

3番目の目標まで進んだら、

また1番の目標からやってもいいし

新しく4番目の目標を作ってもいいことになりました。

 

この、シールでポイントをためる作戦は

子供のやる気を引き出すうえではかなり有効な方法のようですが

1年程度前の娘は

シールを貼ることに対して喜びも感じなければ

やりたくもないという時期があったので

学校で先生に提案されたこととはいえ

シールのポイントを貯める方法で

やっていこうという気持ちになってくれたことさえ

進歩だと思えました。

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